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婚礼の歴史

「金らんどんすの帯締めながら、花嫁御寮はなぜ泣くのだろう・・・」歌にも歌われるように、昔から幼い子達の憧れであり、大きな夢でもあった花嫁。私たち日本人は、かつてどのような形で結婚をとらえ、育んできたのでしょうか。結婚にまつわる歴史的な話をいくつか集めてみました。

目次
婚礼の歴史
結婚のはじまり / 婚礼のはじまり / 綿帽子 / 角かくし / 打掛け /

婚礼の種類
神前結婚式 / 人前結婚式 / キリスト教式 /

結納
結納のはじまり / 結納のいわれ / 

婚礼の雑学
「三三九度」って? / お色直しの始まりは? / 婚約指輪 /

結婚のはじまり
 平安朝の宮廷や貴族社会では、男性の成年式を「元服」、女性の成年式を「髪上げ」などと呼び、式を済ませるとすぐ結婚生活に入っていくという例が少なくなかったようです。つまり、成年式がそのまま性生活、結婚生活へのスタートともいえたのです。

 日本の元服は、中国の唐の礼法をとり入れ形式を整えたもので、児童が髪の形をなおし、服の形を変え、成人として初めて冠をつける儀式であり、その日から万事につけ、一人前と認められ、夜には公卿の娘などを選んで共に寝かせる習慣がありました。

 源氏物語の主人公・光源氏が元服式をあげたのは12歳のとき。当時の皇族としては標準的な元服年齢でしたが、その夜の相手に選ばれたのが、加冠の左大臣の一人娘・あの葵の上だったのです。

 成年式がそのまま性的なものに結びつくという習慣は、明治のころまでの各地の伝承にも多くの例が残っていて結婚式よりも成年式の方が早く形を整えたようです。言いかえれば成年式は公的な儀式であり、結婚式は個人的・家庭的なものにとどまっていたといえるでしょう。

 
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婚礼のはじまり
 一般社会で婚礼らしい婚礼が生まれたのは平安朝の中ごろで、「三日夜の餅」といわれています。

 結婚は古くから当人どうしの恋愛からはじまるのが普通で、男が女のもとへ毎晩通ったり、泊り込んで夫婦関係を続けるのがほとんどで、この関係をだんだん形式化して考えるようになりました。そして、通い始めた男性も3日目の夜には、妻方から認められ新夫婦が共に餅を食べることが儀式の中心となるため「三日夜の餅」と呼ばれるようになったと言うのです。

 平安朝も末期になると、婚礼の儀式も少し複雑になりますが、式はやはり娘の家で行われ、餅を共に食べ随従者たちにも酒や膳が出されていたようです。

 この餅の行事は、室町時代から形を整える嫁入り婚礼の三三九度の杯にあたるものとされており、昭和34年4月10日の天皇・皇后両陛下のご婚礼にも「三箇夜餅の儀」として、この餅が姿をあらわしたということです。

 しかし、長い歴史の中で三日夜の餅はだんだん本来の意義を失い、新夫婦で酒を飲み交わすことが重要性を持つようになり、三三九度の盃は現在も儀式の中心として受け継がれています。

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綿帽子
 もともと江戸時代の女性が用いていた被り物の一種で、中世上流女性の小袖被衣(かずき)から変化したもの。

 近世によって女性がまげを結うようになり、まげの塵除けに真綿を木型で伸ばして使うようになったと言われます。それが嫁入りの際、文金高島田のまげと花嫁の顔を隠す形式に変化したもので、現在は表裏とも白の羽二重を使うようになってきました。

  

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角かくし
 綿帽子のように深くかぶるものは花嫁の顔がよく見えない為、今のような形に変わりました。角かくしと言う名前の由来は、女性の嫉妬心を戒め、醜い心をかくすためという俗説もあります。

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打ち掛け
 室町時代以降の武家屋敷の礼服で、小袖に帯を締めた上に着る伝統衣装。江戸時代には、地白、地赤、地黒の綸子に刺繍をした打掛が正式とされ、のちに裕福な町人の婚礼衣装にも使われるようになったといわれます。現在は、打ち掛けから着物、下着に至るまで全てに白を使う白無垢が、もっとも正式な婚礼衣装とされています。
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神前結婚式
 最近は少し人気が低迷気味ではありますが、まだまだ古来からの日本人の心が息づく式として評価されている神前式。この婚礼の形式はもともと武家の礼法であった小笠原流によるものとされていますが、それを換して富有な商家や平民が婚礼を行い、民間に普及したものと考えられています。

 近年では、明治33年の大正天皇のご成婚の儀から一般化し、神前で三三九度の盃を取り交わす最も一般的な儀式となってきました。正式には神社の神殿の前で行いますが、結婚式場やホテルで披露宴を行うことの多くなった現在では、その中にある仮神殿の前ですませることが多くなってきています。

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人前結婚式
 日本の家庭婚にそのルーツを求めることができる人前式。自分達で作り上げ、列席者の前で結婚の誓いをする式として最近人気があります。形式にとらわれない自由な発想でシンプルにあげる現代人ならではのスタイルといえます。

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キリスト教式
 キリスト教は大きくカトリックとプロテスタントに分けることができます。
 一般的にカトリックは戒律が厳しく、儀式を重んじるので信者以外の人には色々と条件があります。そのような状況を反映してほとんどがプロテスタントのやり方で行うところがほとんどです。ロマンチックな雰囲気が受け、すっかり人気が定着しています。

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結納のはじまり
 結納は中国に始まって日本に伝えられたものと言いますが、もともとは2つの家が新しく姻戚関係を結ぶ為に、飲食を共にする酒と肴を意味する「結いのもの」または、申しこみを意味する「いいいれ」がなまった言葉とも言われます。すなわち、結婚は男性が女性の家に通う形をとっていて、酒と肴を持って許しを請いに行ったのが結納のはじまりと言うことです。 

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結納品のいわれ「一般的な9品目
1.ながのし・・・あわびののしで、長生不死の象徴

2.金宝包(きんぽうづつみ)・・・結納金(帯、袴料)をいれる。

3.勝男武士(かつおぶし)・・・鰹節の世節と腹節をセットにして箱や紙に入れる。

4.寿留女(するめ)・・・するめを3枚、5枚と奇数にして紙にくるむ。鰹節と対の祝肴で、女性の幸せを意味する。

5.子生婦(こんぶ)・・・子孫繁栄を願うもので、板昆布2枚を紙にくるむ。

6.末広・・・白扇の2本セットで、末長く家内の繁栄を祈る。

7.友志良賀(ともしらが)・・・夫婦ともに白髪の生えるまでという意味で麻を使ったもの。

8.家内喜多留(やなぎたる)・・・桐と柄が長く朱塗で塗った酒樽のことで、古くから祝いに用いられている。

9.目録・・・以上の9品目が一般的で、略式としては、「勝男武士」と「家内喜多留」を除いた7品目とされている

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「三三九度」ってどんな意味があるの?
 三三九度の九は九星術の九で「あまねく、すべて」という意味。三は「天・地・人」つまり万物を示すといって、中国では大変おめでたい数字とされている。また、ギリシャでもピタゴラスの時代から三は結合したものの「最初の均衡」であり、現在・過去・未来を意味しているので神酒は三度注ぐべきだといわれていたとか。結婚式にお酒を飲む風習は古代中国時代から。それが日本に伝わってきて現在のようになったといわれている。日本古来のものかと思いきや以外にも外国のものだったのである。 

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「お色直し」の始まりは?
 古くは結婚すると男女とも4日目より色の服を着たといわれている。それが江戸時代には、式当日に色の衣装にあらためるようになり、その習慣が最近の披露宴でのお色直しになったと考えられている。
 「あなたの色に染めてください。」という純白の衣装に対して「あなたの色に染まりました。」という表現。だから本来のお色直しは一回きりが本当というわけ。

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婚約指輪は教皇命令だった?!
 昔、アングロサクソンの社会には、婚約した男性は、そのしるしに何か自分の宝物を割って、片方を花嫁の父に預けるという風習がありました。裕福ならば、その宝物は金や銀だったが、いつごろからか、婚約指輪に形を変えていった。860年、結婚の神聖さを大切にしていた教皇ニコラス1世が「婚約発表には婚約指輪が必要だ!」という教皇命令をだしている。ニコラス1世にとって神聖な結婚を約束する指輪は、どんなものでもいいということではなく、高価な金属のように将来の夫となる人に、経済的犠牲を払わせるようなものでなくては行けなかった。そしてこれが今なお無理?をしてでも高価な指輪を贈る風習として続いている。1000年以上も前の教皇の命令だったってご存知?

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